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第16回ショパン・コンクール 入賞者ガラ・コンサート(ダニール・トリフォノフ) [□ピアノリサイタル]

まずは第3位のダニール・トリフォノフ君。
マズルカ賞を受賞。
FAZIOLIを弾く姿が印象的でしたが、今回は全員が同じ一台のピアノ(スタインウェイ)でした。

もともロシアのピアニスト、作曲家は好みではありませんが
彼は夫と意外な共通点があり(同じ土地に暮らしていた)、
少しひいきにしていました。

3つのマズルカ Op.56より 第1番 ロ短調/第2番 ハ長調
マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5
タランテラ 変 イ長調 Op.43

軽やかながら味のあるマズルカ。
他のショパン弾きなら「ためてためて」弾くところをふっと流すような。
ルックスからして正統なイメージですが、
むしろ揺らしの得意なピアニストだと思います。
彼独特のスピード感と強弱。
子供のおもちゃのピアノが出すような硬質で粒の際立った音を出すのが印象的でした。
世に言う「きらきらした音」ではありません。
もっと土臭く、泥臭い演奏をしたらより面白いと思います。
誰が決めたか知りませんが、よくぞ彼のタランテラを入れてくれました。



<アンコール>
リスト/パガニーニ:ラ・カンパネラ

このアンコールで、もうすでに彼はれっきとしたプロであることを確認しました。
「入賞者」ではなく、ひとりの演奏家です。
ショパン以外の作曲家のほうが、より味が出るピアニストかと。


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